2013年度第4回卒業式が、2月15日(土)に、茨木市立豊川小学校の体育館で開催され、16名の卒業生がKISを立派に成長した姿で巣立っていきました。
保護者や在校生、来賓の先生方が見守る中、入場した卒業生は少々緊張した面持ちで着席しました。
金龍満校長が、式辞(全文は別途参照)を通じて「皆さんがこの学校で培った開拓者的姿勢で生きていけば、皆さん個人の発展はもちろんのこと、皆さんの前に広がる社会を一層発展させうることと私は確信しています。今後、大学に進学してもこの学校におけるパイオニアとしての姿勢を堅持し、間断なく努力すれば必ず成功するものと思います」と卒業生に激励の挨拶を述べました。
続いて厳粛な雰囲気の中、担任の金美那先生から卒業生一人ひとりの名前が呼ばれ、金校長により卒業証書の授与が行なわれました。
その後、参席していただいた近隣の豊川小学校、郡山小学校、豊川中学校の校長先生をはじめ地域の諸団体の代表の方々の来賓紹介が行なわれ、大阪府議会議員の森みどり議員と韓国民団茨木支部の朴貞旺支団長から来賓を代表してのご挨拶をいただきました。
学校と生徒代表からの相互の記念品の贈呈が行なわれた後、各種の表彰状の授与に移りました。
大阪府知事賞に朴苑真眞さんが駐大阪韓国総領事賞に檀野由佳さんがそれぞれ選ばれ表彰を受けました。
また学生会の邊廣烈君が在校生の送辞を述べた後、卒業生を代表して朴苑眞さんが答辞を述べました。朴さんは先生や保護者をはじめ地域の方々から受けてきた愛情に感謝の言葉を述べながら、KISの校章に添えられている「いつも揺れている」という文言を引用しながら「私たち卒業生はどのような困難にも簡単にあきらめることなく、揺らぎの中で自らを探していくことができる人になるよう努力していきます」と今後の決意を語りました。
卒業式の2部では、学生会が中心となって自由な雰囲気の中で、卒業生の成長を綴った
映像が披露されたり、卒業生が在校生などに自分の思いやメッセージを託す場面も見られました。
卒業生たち一人ひとりが親や先生に一輪の花を差出し、感謝の言葉をかけながら抱き合う場面は感動的でした。
こうしてKISのよき伝統が積み重なっていきます。そのことを実感した一日となりました。