NGO平和主催「青少年韓国統一ビジョンアカデミー&セミナーで最優秀賞

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韓国のNGO平和韓国が主催する「平和韓国統一ビジョンアカデミー&セミナー」が6月から9月まで実施され、コリア国際学園からも、たくさんの生徒たちが参加してくれました。例年はソウル大学などで開催されますが、今年はオンラインでの開催となり、韓国だけでなく日本や中国からも参加しました。アカデミーは政治、経済、社会、市民活動などの専門家から5回の講義を聞き、各回のレポートと最終レポートを提出することで終了することが出来ます。コリア国際学園からは吳叡眞さん(高1)、李莉瑛さん(高1)、金亜純さん(高2)、金潤秀さん(高2)、荒巻萌加さん(高2)、李侑奈さん(高3)が終了しました。修了式では、日本人や在日コリアンが、コリア語だけで行われた統一アカデミーに参加し、修了したことに対して高い評価をいただきました。また、統一セミナーでは、金亜純さん(高2)、金潤秀さん(高2)、荒巻萌加さん(高2)さんが、平和と統一をテーマとした独創的な作品を出品しました。金亜純さんの作品「平和の空はひとつ」が最優秀賞を受賞し、金潤秀さん、荒巻萌加さんが優秀賞を受賞しました。

9月5日にオンラインで実施された修了式では、李侑奈さんが修了生を代表して感想文を発表しましたので、紹介します。

【李侑奈さんの感想文】

青少年統一ビジョンアカデミーを通じ、平和と統一に関する様々な問題を把握し、真剣に考える機会になったと思います。

私は日本で生まれ育った在日コリアンです。日本では朝鮮半島の歴史を詳しく学ぶ機会や情報が多くありません。そのため、韓国人でありながら自国への理解が曖昧な自分自身に、いつももどかしさを感じていました。にもかかわらず、自ら学ぶこともなく、「南北が統一して欲しい」との漠然とした考えを持つのみでありました。「統一問題は大人たちが解決すべきことであり、我々の世代は任せておけばよい」という無責任な考えが頭の片隅に存在していたからです。我々の力で統一を成し遂げるなど、考えもしなかったことです。しかし、講義を受けるにつれ、我々若い世代が関心を持ち学ぶべきだという方向へ私の思考が変化していきました。統一に対する関心を持つようになったことで、益々講義が面白くなり、多くのことを学ぶことが出来ました。5回の講義を全て聴いた今、統一に対する私の考えはさらに深くなり、知識や視野が広くなったと実感しています。

統一アカデミーに参加して私が学んだことの一つが、統一は南北だけでなく国際関係の中で起こることだということです。全ての講義において、諸外国との関係について一度以上は説明されていたことを記憶しています。ホ・ムンヨン博士がご教授くださった「米中露のグローバル戦争」、イ・チャンフン先生の「Soft Power」、オ・イルファン教授の「625戦争」など、多くの事と世界の問題は関連があります。そのため、他国と良好な関係を築く必要があるのですが、現在の韓国を見ると、周辺諸国と円滑な関係とは言い難く、統一は難しいと感じます。例えば日本との関係です。日本とは強制徴用の問題や慰安婦の問題が深刻化しています。実際、私はこの問題に対して韓国を批判する日本の報道に心が痛んだこともあります。目の前で起きているこのような国際問題をどう解決し、統一を実現するのかということも、真剣に考えなければならないと思います。

このような考えを持つようになったのも、今回の統一アカデミーのおかげです。統一に関する様々な問題を解決するために、良い提案をすることは当然ですが、まずは問題を熟知し悩むことから全てが始まるのではないかと思います。分断して75年という長い時間を経ていながら、いまだ解決することが出来ない難しい問題に対し、正しく理解し、自身の考えを持つことで少しでも力になりたいと思います。

予備知識もなく、何より韓国語能力が不足しているため大変ではありましたが、それ以上に得るものが多くありました。朝鮮半島の平和統一に対し関心を持てる機会をくださり、深く感謝しています。全ての講義は私にとって大きな学びと成長となりました。

ありがとうございました。

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