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2012年度 コリア国際学園第3回卒業式を開催

2012年度KIS第3回卒業式が2月27日(水)、豊川いのち・愛・ゆめセンター体育館で開催され、保護者や在校生など約120名が集まる中、第3期卒業生5名が卒業式を迎え、新たな出発の日となりました。

厳かな雰囲気に包まれた会場の中を5名の卒業生が入場した後、
嚴敞俊校長が式辞を通じて、

「『何になるか』ではなく『何をするか』がはるかに大事です。何をすれば、人のため、世のため、自分を高めていけるかということです。人のためと思ってしたことが結局は自分のためになる、自分のためと思ってしたことが結局は人のためにつながるという、二つが矛盾対立するのではなく、二つが助け合い、高め合うような高みを目指していってください」と述べました。

また、これから生きて行く上で「正義と平和という二つの判断基準をもってもらいたい。正義だけでは傲慢と偏見に囚われます。平和だけでは妥協と卑怯につながりやすいのです。右にも左にも逸れてはいけません。正義と平和の中庸を取ること、これを人生の羅針盤にしてください」

と卒業生に語りかけました。

嚴校長が卒業生に卒業証書を授与した後、来賓の先生方を代表して、KISと連携協定を結んでいる京都造形芸術大学の徳山詳直理事長と茨木市議会議員で前市議会議長である中村信彦議員から挨拶をいただきました。
徳山理事長は、挨拶の途中の演壇から降りて「越境人とは何か」と卒業生たちに直接語りかけ、卒業生の金基聖君がそれに応えるなど、事前に予定されていないKISらしいハプニングもありました。

在校生を代表しての送辞は、高等部2年生の生徒会長・朴苑眞さんがコリア語で行い、答辞は日本語で金基聖君、コリア語で朴仙恵さん、英語で嚴智用君の3人が行いました。
最後にKISの宋在星理事長が挨拶を行い、卒業式の第一部を終えました。その後、第2部では学生会主催の卒業パーティーが行われ、卒業生に送る映像や歌など多彩な取り組みが行われ、会場は華やいだ雰囲気に包まれました。

その後、KIS音楽室で保護者会の方々が準備してくださった美味しい料理に舌鼓を打ちながら、教職員も交えながら卒業生、在校生、保護者との最後の交流が行われました。
卒業生の皆さん、卒業本当におめでとう。
多忙な中、参加してくださった来賓の先生方及び保護者の皆様に心から感謝致します。