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KIS学生会、立命館大と阪大の大学生らとイベント開催

KIS学生会は、6月13日(土)の午後から、立命館大学シチズンシップスタディーズの受講生と大阪大学未来戦略機構未来共生の大学院生らと協働して、哲学カフェやイスラムについて学ぼう!などの企画に参加しました。

当日午後1時、KIS近くにある会場の豊川市立いのち・愛・ゆめセンターには中高生、大学生や地域の大人・教員など20数名が集まる中、哲学カフェが始まりました
。最初は自己紹介とともに最近気になる記事や出来事などを話していきます。政治や国際情勢など難しいテーマなど、さまざまな関心事が出る中から大学生が提案した「絶対的な正義はあるのか」という深遠な?共通テーマで対話が交わされていきました。
KISの中高生たちも大学生や大人に臆することなく意見を述べていきます。

その後、立命館大学シチズンシップスタディーズ主催、大阪大学未来戦略機構未来共生の大学生たちが共催する、「イスラムについて学ぼう!」という企画が行なわれました。
最初に、大阪芸術大学教員の北口学先生から「イスラム教と日本の歴史 イスラム教ABC」と題する講演が行なわれ、その後にKISから徒歩5分のところにある大阪茨木モスクに移動してイスラム教徒の人々との交流を行ないました。
KISの生徒たちも参加し、積極的に交流を行ないました。ともすればイスラム教徒の人々に対するステレオタイプ的な認識が流布するなかで、直接交流することで顔の見える関係を作ることは意義ある取り組みでした。

夜は、場所をKISの音楽室に移し、大人の哲学カフェと称し、祖母井秀隆さん(前京都サンガFCゼネラルマネージャー)と酒井常雄さん(京都府議会議員)をお招きし、お二人の対談を軸にして活発な対話が行なわれました。
テーマは「クラブの劣化と成熟」。「人と人との関係が全てピッチ・教育現場にでてくる」。「短絡的な成果を求めるのではなく、『発芽』をまって、長い目、長い歴史をもって『育つ』のを待つこと」など。
劣化の兆しとして「自分で考えることをやめる」「失敗を出せない環境」「正しい情報が入ってこなくなる」「影での悪口」などなど・・・。

サッカー関係者や大学生を交えながら、考えさせられる見方や論点がたくさん出されました。
日常のせわしい生活や仕事のなかで、ときおり立ち止まって多様な人々の意見を聞きながら「そもそも」について考える機会を持つことは、案外楽しいものでもあります。
次回は、いつものようにKISで7月4日土曜日の午後1時からです。お気軽にご参加ください。