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第10回哲学カフェ in KIS~領土問題について

世代・職種を越えた対話を深める「哲学カフェ」の第10回目が、11月28日の放課後に開催され、生徒・教職員ら18名が参加しました。
今回のテーマは「領土問題をどう考えるか」

先週行われた嚴校長と社会科の池田先生による特別授業「国境の越え方を考える」を受けて、生徒や他の教職員などがどのように考えるか、対立や葛藤の間にどのように平和を創りだせばよいのか、について3グループに分かれた後、全体で対話を行いました。
嚴校長先生や金教頭先生も自主的に参加されました。

問題解決するためには、「独島/竹島を爆破して、対立の芽自体をなくしてしまえば」といった突拍子もない意見や、「日韓政府の双方が、一旦クールダウンして、ナショナリズムが争点化しやすい領土問題を『ぼやかしていく』方法を考える」などの意見も出されました。
共同管理論や国際司法裁判所への提訴などの解決方法は、独島が歴史的に見ても国際法からもやはり韓国固有の領土なので、そもそもそうした解決方法はなじまない、などの意見も強く出されました。
生徒たちの活発な意見表明が印象的でした。

この日参加した関西大学サッカー部の島岡監督やゴールキーパーの崔創喜選手も、「こうした対話の場自体が作られていることに驚いた」と感想を述べました。
「ああでもない、こうでもない」というKIS「名物」哲学カフェは、今後も続きます。