共通テーマを軸にして年代や職種などを越えて議論する「第5回哲学カフェ in KIS」が、4月23日(月)、行なわれました。
生徒10名をはじめ、教職員、大学サッカー部の監督や選手、NPO法人の学校スタッフ、メディア関係者、大学教員など25名が参加しました。
放課後、教室に集まった参加者は、今回のテーマである「上下関係」について車座に座り議論を開始。
まず「上下関係」は必要か否か、について参加者がいったん立場を明らかにしたうえで、その理由について述べることから議論が始まりました。
「上下関係と言うとき、組織のシステムや役割から考える場合と単なる同じ人間として語る場合と違うのでは」、「生徒と先生の関係であってもニックネームなどで呼び合っても授業や学校生活に何も問題は生じない」、「生徒は教員を先生と呼ぶべき。
言語にはそれぞれの関係性を示す力がある」などの多様な視点や切り口から意見が出されました。
ある生徒は「先生には先生と呼ぶべき。
でも、その呼び方は必ずしも先生を無条件にリスペクトしているわけではない。
逆にニックネームで呼ぶが、教師としてとてもリスペクトしている場合もある」と述べました。
次回6月2日開催予定の哲学カフェでは、対話型鑑賞として映画を鑑賞した後、各人の感想について議論する形式で行なわれる予定です。