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東アジア・フォーラム-第5回最終準備セミナーに参加

2012年11月24日(土)、大阪府立大学(堺市)の国際会議や学会が開催される学術交流会館に、大阪~近畿を超え、全国から(北は北海道・南は九州まで!)、百名以上の高校生たちが、集結。
先日KISでは、嚴敞俊校長先生と池田大介先生による“竹島・独島問題に関するプレゼンとディスカッション大会”を終えたばかり。

今回の準備セミナーでの冒頭挨拶でも、前回のフォーラムにおける“領土問題”に端を発した日本への出国禁止は、幸運にも「今回はない」との再度の発表で、参加者全員に安堵感が広がりました!
よかったよかった、ちゃんちゃん、で、済んだからよかったものの、それで本当によかったのか、という問題も残したような気がします。

つまり、国家同士の問題、その影が、教育の現場、それも“平和を創生”しようとする、「高校生の高校生による」国際会議にも、それ以前に、個々の十台の若者たちにも、落ちてきた訳ですから。
ちょっと待てよ…これって、UNESCO Schoolの大きなテーマ:『Sustainable Development』、つまり、『持続可能な開発』を阻害する要素ではないのか…!?
今こそ、(例えば)アジアをキーワードに、国家の枠組みを越え・超えた、言わば人類共通の課題に、正しく人間として取り組んでいかなければならないのに…!
確かに、思い通りにならない、そのジレンマを、大義名分論的に、それらを批判するのは簡単かもしれません…
こういうことも含め、いいことをやっているんだから周囲も協力すべき、との物言いは、きっと「独善を生んでしまう」のかもしれません…
これらのことを念頭に、今回も、リーダーの金蓮姫さん・副リーダーの姜瑜珍さんを中心に、鄭俊くん・姜瑜羅さん・朴苑善さん、“チームKISの5名”が、池田大介先生に引率され、参加してきました(今回、ジェレミー先生と明佳先生は、お休みでした…残念…)。

今回は、来年2013年1月12・13・14日に開催される本番の国際会議、東アジア・フォーラム当日の流れをイメージしつつ、各係りの具体的な役割・仕事の準備に一日の時間をかけました。
日本・韓国・中国の高校生によるディスカッションのシミュレーションも展開される中で、ワクワク感も高揚しますが、それ以上に、不安感も募ってきます。

ふだんの小さな世界、KISの校舎に守られた生活からは、確実に隔絶された緊張感を、チームKISの面々は、それこそ体で感じていたようです!

これだけでも、日頃の閉塞感を打ち破り、澱んだ空気の部屋にフレッシュな空気を呼び入れる効用があるような気がします。
しかし、参加した人間だけが学んで成長しても、ただ、それだけ。チームKISの5名、金蓮姫さん・姜瑜珍さん・鄭俊くん・姜瑜羅さん・朴苑善さんは、その“得たモノ”を、KISへ運び、KISへ伝え、KISへ広げ・拡げ、KISに定着させねばならない役割・使命も負うことになるでしょう。
休日をつぶされるだけではなく、終わった後にも、このような重要な仕事が彼らを待っています!

『頑張れ( ゚―゚)ノ)”、チームKIS!』
準備セミナーが開催された次の週には、『準備セミナー参加報告プレゼン会(於KISコンピューター室※予定)』を実施しています!
みなさん、奮って、参加を!
「頑張れ!」の声かけ、労いも、彼らを喜ばせはしますが、何より、『報告プレゼン会への出席』そのものが、『彼らを“奮い立たせる”』ことになるのです!

みなさん、お持ちしています´∀`)!

合掌

池田千丈こと、池田大介(KIS社会科教諭・UNESCO School担当)



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