韓国・国科人学校の運営母体である21世紀生命科学教育文化財団と韓国・忠清北道が主催する国際医科学実験競技大会が、10月27日(24日~)、韓国・忠北大学で開催され、KISから6名の生徒が参加しました。
今回の事業は10周年を記念して日本と中国からも参加者を募集することになり、日本は国科人学校と交流協定校であるKISから中高生が、中国は21世紀生命科学教育文化財団と交流がある中国延辺科学館で学ぶ小学生が各10名ずつ招待されました。
初日の夜に行われた約2時間の授業は中高別に実施され、中等部では血液の採集と血液型の判定、顕微鏡による血液成分の観察が行われました。
高等部では大腸菌を利用したDNAの取り出し、電気泳動による分析が行われました。
競演大会は中等部4時間30分、高等部5時間30分にわたって実施されました。
問題の理解から、解答のための実験設計、実験の実施と分析、報告書の作成と長時間の作業でしたが、生徒たちは最後まであきらめずに取り組んでいた。
中国からの参加者は朝鮮族の小学生であり、彼らとの交流もとても良い経験になりました。
韓国生命工学研究院、保険環境研究院、国立中央人体資源銀行など韓国科学技術の最先端を見学できたことも生徒達の刺激になりました。
今回の参加経験を生かして、今後KIS理数科目の発展に向けて考えていく貴重な機会となりました。
21世紀生命科学教育文化財団は生物だけでなく、化学、物理分野などの研究所・博物館を所有しており、300人以上の研究員が在籍しています。
研究活動のみならず青少年に対する科学技術教育活動も積極的に行っており、中等部のコリア語研修のみでなく、新しい交流の在り方を探っていきたいと思います。
(金正泰・KIS教頭)