「国際連合 教育科学文化機関 憲章(UNESCO‐ユネスコ憲章)」、その前文に…
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦(とりで)を築かなければならない…(中略)…大戦争は、人間の尊厳・平等・相互の尊重という民主主義の原理を否認し、これらの原理の代わりに、無知と偏見を通じて人間と人間の不平等という教義を広めることによって可能にされた戦争であった…(中略)…文化の広い普及と正義・自由・平和のための人類の教育とは、人間の尊厳に欠くことのできないものであり、且つ、全ての国民が相互の援助及び相互の関心の精神をもって果たさなければならない神聖な義務である」とあります。
その上で、「人の尊厳性を守る関係や社会。そして、人をはじめ様々な生き物の命を育む環境をいかに守り、持続させていくかを考えること」、
それが『Education for Sustainable Developmen(ESD)』、つまり『持続可能な開発』である、としています。
その『持続可能な開発‐ESD』の「社会開発の視点」では、「将来の世代のニーズを満たす能力を損なうことがないような形で、現在の世代のニーズも満足させる」・「地球環境を維持できる範囲で社会の発展を考える」ということであり、また、「人間開発の視点」では、「持続可能な人間の尊厳性の開発」としています。
これらは、2002年の第57回国際連合総会で宣言され、そして、2005年1月から一斉に、世界の国々がこのテーマに沿って教育活動を開始することになっています。
なお、ESDの主要テーマは、
①貧困 ②ジェンダーの平等 ③健康の増進 ④環境の保護と安全(環境問題における識字) ⑤農村の改革 ⑥人権 ⑦文化間の理解と平和 ⑧持続可能な生産と消費 ⑨文化的多様性・生物多様性 ⑩情報通信技術
であり、これらの問題の理解と解決、積極的な行動の促進が、『持続可能な開発‐ESD』につながるものとして、挙げられています。
Korea International Schoolは、2012年4月にUNESCO Associated Schoolの認可を受け、さまざまな活動を行っています。