コリア国際学園後援会第2回総会&出版記念講演会が、3月14日(土)午後6時から、会員及び学園関係者など約40名が参加する中、大阪市内にあるメルパルク大阪で開催されました。
この日、2013年9月に発足した後援会の第2回総会として収支報告や役員改選及び事業報告が行なわれました。
会長には、引き続き作詞・作曲家の中村泰士先生が就任され、役員体制もKIS卒業生保護者部会会長に高杏子・元KIS保護者会会長が就くなど幹事が拡充されました。
2部の懇親会では、中村後援会会長が、「コリア国際学園をいろんな形で今後も応援していきたい」と挨拶をされたのに続き、金明弘副会長(成学社グループ 株式会社アプリス 代表取締役社長)の乾杯の挨拶が行なわれ、その後和やかな懇親と交流の場となりました。
総会に先立ち、KIS設立前から現在までの10年間の軌跡を追った書籍「混迷する東アジア時代の越境人教育―コリア国際学園の軌跡」(かもがわ出版)の著者である脇阪紀行先生の出版記念講演が行なわれました。
脇阪先生は朝日新聞の論説委員やベルギー・ブリュッセル支局長などを経て、現在は大阪大学特任教授を務められています。
講演では執筆の経緯や取材過程でのエピソードなどを交えながらお話をされました。
本書の内容は、単に学校紹介という次元にとどまらず、教育とは何か、教育と国家やアイデンティティなどについて考える教育現場の試行錯誤や苦悩などが描かれており、とても興味深い内容となっています。
是非ご一読していただければ幸いです。