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コリア国際学園後援会の設立総会を開催

コリア国際学園(KIS)後援会の設立総会が、9月28日、大阪市内のホテルで支援者や学校関係者など約100名が参席する中、開催されました。
KISの財政的基盤を強化し、会員間の親睦と交流を深めることを目的とした後援会は、昨年6月に「発足に向けた集い」が行なわれ、この間準備が進められてきました。

この日総会の1部では、最初にKISの紹介DVDの放映に続き、「東アジア時代の次世代教育」をテーマに記念シンポジウムが行われました。
パネリストとしてKIS理事の朴一氏(大阪市立大学大学院教授)と寺脇研氏(京都造形芸術大学教授)に加えて、鈴木邦男氏(政治団体・一水会顧問)が登壇しました。
ジャーナリストの姜誠氏がコーディネーターを務めました。

シンポジウムでは、在日コリアンに対するヘイトスピーチ(憎悪表現)が社会的問題になっている日本社会の現状について、またKISへの今後の期待などについて忌憚のない有意義な論議が繰り広げられました。

2部の懇親会の会場に場所を移した後、後援会の役員が紹介され、代表して名曲「喝采」や「北酒場」で知られる作詞・作曲家の中村泰士先生が初代の会長として力強い就任あいさつを行ないました。
その後、来賓からの祝辞としてKISの宋在星理事長が挨拶に立ち、「未来を担う子どもたちの教育を支えるために後援会に大きな期待を寄せている。
よろしくご支援ご協力をお願いします」と語られました。
続いて、設立発起人の一人でもある染織家の人間国宝・志村ふくみ先生からも温かい激励の挨拶を受けました。

懇親会はKISの地元の茨木市議会議員の中村信彦氏の乾杯挨拶のあとテーブルごとに分かれて華やかな雰囲気の中で交流と親睦が行なわれました。
コリア国際学園後援会が正式に発足し、今後のKISの発展に向けた礎石が作られた1日でした。