9月28日(火)、元帝塚山学院大学教授の米田伸次先生を講師に招いて「ESDの視点に立ったユネスコスクールとしての実践のために」と題した教員研修を行いました。
ユネスコスクールは、ユネスコ(国連教育科学文化機構)憲章に示された理念を学校現場で実践するために作られ、現在世界で約8500校、日本でも200校を越える小中高また大学が参加しています。
2005年からユネスコの主導によって始まった「国連ESD(持続発展教育)10年の活動」ともリンクしながら進められています。
その教育の原則は、①学際的でホリステックであること、②持続可能な未来に向けて価値づけがあること、③批判的思考及び問題解決を重視していること、④学習者自身が意思決定に参加すること、⑤地域の文化に適合すること、などなどです。
こうした理念や方向性は、KISの教育理念とも多く重なり合うものです。
米田先生は、ユネスコスクールに関する経緯や基本的な視点を丁寧に語りながら、ユネスコスクールへの加盟がKIS自らの教育活動の原点を振り返るとともに、生徒らの国際感覚の育成や世界のユネスコスクールとの連携などにもつがるとして、KISへの大きな期待感を寄せられました。