国際バカロレア(IB)課程の導入
グローバル社会を生き抜く力を育むために、国際バカロレア機構(IBO)から提供する国際的な教育プログラムである「国際バカロレア」(IB)の導入を推進し、2017年10月に国際バカロレアディプロマプログラム(IBDP)の認定校となりました。
国際バカロレア(IB)過程の導入
■国際バカロレア(IB)とは?
IBは1968年にスイスで設立された国際バカロレア機構(IBO)によって運営されている世界共通の教育プログラムです。IBOが掲げる教育理念は 「全人教育」であり、共通カリキュラム作成や試験の実施、修了資格の付与などを行なっており、世界140以上の国・地域、5,068校(日本 国内:57校)において実施されています。(2018年3月現在)コリア国際学園は2017年10月に国際バカロレアディプロマプログラム(IBDP)の認定校となりました。
1 | 母語系(英語、コリア語、日本語…) |
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2 | 外国語(英語、コリア語、日本語…) |
3 | 個人と社会(歴史、地理、経済…) |
4 | 実験科学(生物、化学、物理…) |
5 | 数学・情報科学 |
6 | 芸術または1~5のうち選択科目 |
3つの中核 | EE(課題論文) TOK(知識の論理) CAS(創造性・活動・奉仕) |
*3つのコアとは?
■TOK (Theory of Knowledge:知の理論)
TOKは受動的な学習から能動的で積極的に知識を追い求める学びへと導く授業です。学際的に考え(知識の領域)個性を持った意見(知るための方法)をまとめて実社会に通じる知識が学べます。
■EE (Extended Essay:課題論文)
DP課程で学習していく中、生徒が自ら研究主題を上げて課題論文を書くのがEEになります。先行研究を検討し最後に参考文献の作成や引用を様式に合わせてすることでより有意義な大学学習の準備ができます。
■CAS (Creativity, Actions, Service:創造性、活動、奉仕)
知識を学んで責任を持った人として、その知識を使って創造的に行動を起こして貢献していくのがCASになります。2年間長期的に実践することでDP課程を履修した後も世界市民として活躍できるようになると期待しています。
KISのDP課程は6つ(母国語、外国語1、外国語2、社会、科学、数学)の科目と3つのコア(TOK、EE、CAS)を履修するようになっています。KISの「越境人の育成」という教育理念に沿って、IBは生徒に対してより国際的な視野を持たせつつ、「知識の習得」から「知識の探求」に導きながら、母国語と外国語で伝えるコミュニケーション能力を持つようにしていきます。そして、教室の中で学んだすべてのものの価値を、CAS(創造性、活動、奉仕)を通して実践し、社会に貢献できる人物に育んでいくでしょう。