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KIS生徒、地域ボランティア活動に参加

3月6日(木)雪空の下、道祖本(さいのもと)の地域に、地域の一員としてボランティアに励む学生の姿がありました。
この日全校生徒は、道祖本保育所、老人ホーム、障害者地域支援センターあゆむ、地域全体の清掃、の四班に分かれてそれぞれ活動を行いました。
現在私はインターンシップを活用し、週1回程度KISで研修中ですが、今回は「あゆむ」に行く学生に同行し、彼らの様子を近くで見ながら活動に加わりました。

はじめに、センターの前で、スタッフの方から施設や現状についての説明がありました。
現在「あゆむ」には、茨木市を中心として地域から、18歳から57歳までの55名が利用に訪れているそうです。
この日も、施設の1階では就労支援B型事業としてパン作り、2階では、障がい者の方々の生活を支援する諸活動が行われていました。
学生たちはそこで各班に別れ、クッキー作り、施設でのパン作り、車の洗車、地域清掃兼利用者出迎えの業務に、利用者とスタッフに混じって参加させてもらうことになりました。

学生たちは、はじめは緊張した表情を見せていましたが、スタッフの声かけもあって次第に打ち解けた様子で、指導を受けながら真剣な表情でパンをこねたり、はだしになって洗車や水場の作業を行いました。
今回の取り組みを見ている限りにおいては、限定的な時間の問題もあって、その間にある距離を劇的に埋めるものであったとは言いえません。

しかし、たとえ一年に一度であっても、こうした機会を通して、「face to face」のローカルな関係が築かれていくこと、お互いにお互いのことを知ろうとする取り組みがあることは、地域における安心や地域の力に直接結びつくと感じました。
学生にとっても、今回の取り組みは、彼らが道祖本を、日々の「生活の場」として捉え直し、自分たちがその一員であるということを感じる重要なひと時であったように思います。