金大中・盧武鉉政権下の2002年1月から2004年6月まで統一部長官を歴任し、現在は韓国・円光大学の総長を務められている丁世鉉先生が、10月22日(月)にKISを訪問されました。
丁先生は歴史的な南北首脳会談の実現や6・15南北共同宣言の採択に大きな役割を果たした後、統一部長官として南北コリアの和解と統一に向けた潮流を主導されました。
この日都相太・KIS副理事長らとともに学園を訪れた丁先生は、授業視察と嚴校長との懇談のあと、中等部・高等部生徒全員が集まる中、南北コリアの統一問題に関しての特別授業を行いました。
丁先生は、統一問題に関わる地政学的な課題や歴代韓国政府の統一政策の変遷などについて1時間20分にわたって、時おりユーモアを交えながら熱心にお話されました。
生徒からも、経済的視点からの統一問題や12月に行われる韓国大統領選についての質問も出されました。
授業終了後は、1階ピロティ前で記念写真を撮り、その後も出発間際まで丁先生の周りに質問をする生徒たちの輪ができました。
生徒たちにとっても「教科書」からでは学べない、刺激的な特別授業になったようです。