第15回「教養・Liberal Arts」科授業が行われました。

2010年1月15日(土)に行われた第15回「教養・Liberal Arts」科授業は、Blue Birdsとピエロの筆という2つのグループによって行われました。
両者は共に、若い大学生や大学院生、社会人などによって構成された、東京の団体。ワークショップの実施やアートなどを通じて、自分と世界とのつながりを模索しています。

 
Blue Birdsは、「想像する筋力を鍛えよう!~私たちの日常と世界のつながりを考える~」と題したワークショップを行った。テーマは「『一歩、先』を想像する」。4人の大学生・大学院生が担当しました。
1コマ目では、私たちが普段食べているチョコレートが西アフリカの児童労働によってつくられていること、私たちの日常が世界の誰かの苦痛と結びついている可能性があることを学びました。
2コマ目では、フランスで出版された『茶色の朝』という絵本を題材に、日常生活のなかでやり過ごしがちな社会問題に対して、私たちはどのような態度をとればよいのか、生徒たちの間で議論が求められました。
授業後、生徒たちからは、「何が正しくて何が正しくないのか、その判断が難しい」「明確な答えがない現実的な問いに、想像力をもって取り組むことが大切」といった感想が出されました。

 
ピエロの筆の授業で行われたのは、「生きることは、つくること。」というワークショップ。画家・幼稚園教諭・教師・ハンコ作家・花屋の4人(チーム名「生きてるだけでグレイトス」)が担当しました。
自分の固定観念に気づくこと、一人ひとりは違った世界観をもっていること。そのことが確認されたあとで、大きな一枚の紙の上に生徒たちがそれぞれの「最高の世界」を自由に絵として表現しました。
「自由に描くのが一番難しい」という声も最初にあがったが、最後には、「何も考えずにガーってやったのは、初めてかもしれない」「好きなだけ描くのがどれだけ楽しいか思い出した」という感想が生徒から出されました。
講師は、さまざまな色の絵の具が塗り重ねられた絵をみながら、
「自分の表現がつみあがって最終的にできあがるものが、みんなの人生なんだよ! みんな、これからはこの絵じゃなくて、自分の人生でやってほしい」と語りました。

 「頭ではわかっていても、行動に移すのは難しい。けれども、想像すること、行動することを続けていってほしい」(Blue Birds)。
「自分の表現を大切にすることが、誰かを助けることにつながっている。答えのないものを、考えていってほしい」(ピエロの筆)。授業の最後ではそれぞれ、生徒たちにそのように伝えられました。そこで語られた言葉は生徒たちの「想像力」を鍛えるものでした。
しかし、自分たちに年齢が近い人たちが時に熱を込めて、時に困惑しながら語る姿を目の当たりにしたことは、そこで語られたこと以上に、生徒たちそれぞれの「生きること」に何かを刻んだ授業になったかもしれません。



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