KIS生、ヨーロッパ(ドイツ・フランス)派遣へ☆彡
文学と芸術に彩られた街、パリ、そして、ハイデルベルク…(´∀`)!
在欧時代、両地とも何度も訪れましたが、なんとも、まあ!“おとぎ話に出てくる”ような街並みです(特にハイデルベルク!)
その、フランスとドイツ、パリとハイデルベルクに、KISの学生が研修派遣されることになりました!
今回、日本ユネスコ協会連盟と三菱東京UFJ銀行が主催(後援:日本ユネスコ国内委員会)する『ESD高校生作文コンテスト』に、KISの学生が応募し、KIS UNESCO クラブの共同リーダー(もう一人のリーダーは朴苑善さん)の高等部2年生の姜瑜羅さんが、厳しい審査を通過し、見事入賞を果たしました。課題作文である『持続可能な社会を目指すため私に出来ること』に、サブタイトル、『~(私の)責任と責任感に関する一考説~』を冠し、母国韓国を離れ、日本に生きる姜瑜羅さんが、十代の瑞々しい感性と、KISで培った“越境人スピリット”に裏打ちされた理性的な視点で、自らの生き・活きた体験を、まっすぐに語り・綴り、今回の栄冠を獲得しました。
姜瑜羅さんは、高等部1年より、『日本・大韓民国・中華人民共和国高校生3ヶ国国際フォーラム』や、昨年末に開催された『アジア太平洋地域高校生8ヶ国国際フォーラム(日本・韓国・中国・フィリピン・タイ・インドネシア・ラオス・ベトナム)』に参加してきました。
参加してきました、とは、言うは易し。
この二つの国際フォーラムは、関西のUNESCO Schoolから集まった百名前後の、時には全国からあつまった数百人もの高校生たちとともに、議論し“創り”あげてきた上での、企画〜運営・実施をトータルした「参加」なのです(活動の詳細は、毎回毎回、学校で報告プレゼン会を実施し、HPでも紹介しています)。参加する「だけ」は、ひょっとしたら、誰でもできるかもしれません…だれかが作った入れ物に、自分の身を沈めるだけ、あるいは、既製服に腕を通すだけ…もちろん、「参加することに意義がある」的発想もできはしますが、ここで、言いたいことは、自分の行動を、事前に、事の最中に、事後に、「振り返ることができるか否か!?」ということなのです。
UNESCO Club名物の、その場その場の即席感想発表会に、また、集まって何か少しでもした時には必ず実施の反省・振り返り会、さらに、不特定多数に対し自分の考えを表明し相手を納得させるよう努める強制発言訓練、そして、何よりも、自分の行動を振り返り、口頭ではなく文字に思/想を落とし込む、文字化トレーニングとしての一面も持つ、準備セミナー毎の報告・プレゼン会…!
今回、姜瑜羅さんは、これら一連の中で、最難の、見ず知らずの人に、自分がやってきたことの振り返りを、自分の考え・思想・哲学に載せ、文字に乗せ、その『文章を読んだ人を頷かせる』というプロセスを見事凌いだと言えるのではないでしょうか!?
姜瑜羅さんが、今回書いた課題文章の質問タイトルは…;
まずは、やはり、『持続可能な社会を目指すため私に出来ること(1500字ぐらいだったかな…)』
『あなたの夢はなんですか?』
『このプログラムに応募した動機は何ですか?』
『国際理解・国際交流・ボランティア活動経験を書いて下さい』。
『学校などの課外活動で、リーダーシップをとった経験は?』
『趣味や特技は何ですか(なぜその活動に興味を持つようになったのか、どのくらいの時間をそれにあてているのか等)?』
…でした。
「ヨーロッパに行けるなんて、ゆら、いいなあ…!?」
このセリフ、校内のあちこちから聞こえてきます。けれど、考えてみて下さい。《何も始めなければ、何も変化はおきない》んですよ。
本当に、うらやましければ、賞品にヨーロッパ行きのチケットはありませんが、彼女が経たプロセスを追体験でもしてみませんか?そのプロセスの後、《何か始めたことの変化》、それが、チケットの代わりの、自分自身への〜“賞品”〜となるんでははいでしょうか…!?
姜瑜羅さん、作文コンテスト入賞、おめでとう!!!
なお、ヨーロッパ研修のスケジュールは、以下の通りです;
2014年3月22日事前研修会(於成田)、23日出発(ドイツ・ハイデルベルグへ)、24日UNESCO School訪問、25日パリへ、26・27日ユネスコスクール・UNESCO本部・UNESCO日本政府代表部・三菱東京UFJ銀行パリ支店訪問、29日日本へ。
そうそう、ヨーロッパ研修中のホットなニュースを、姜瑜羅さんが現地レポートして、KIS UNESCO Clubの同僚、『アジア太平洋地域高校生8ヶ国国際フォーラム』で日英バイリンガル(日韓英のトライリンガル?)司会の重責を果たしてくれた、高等部2年の沈相宇くんの所へ、記事を送信してくれるそうです。
“姜瑜羅特派員”から送られた記事を、沈相宇くんがまとめ、「タイトルをつけ」た上で、KIS HPに掲載されることになっていますので。
みなさん、お楽しみに*´ω`*)
KIS UNESCO Club担当:池田 大介