4月15日、KISは二人の貴重なゲストを迎えました。李賢主駐大阪大韓民国総領事とパトリック・リネハン駐大阪神戸アメリカ合衆国総領事です。
李総領事の配慮によって、高等部の生徒を対象にしたリネハン総領事の招請講演会が行われました。講演テーマは「アメリカ外交と青少年への期待」。講演は、すべて通訳なしの英語のみで行われました。
事前の宋理事長、金校長らとの懇談の席にも学生会役員が参加し、講演会の司会・進行などはすべて学生会の主導で行なわれました。
最初に李総領事がリネハン総領事を紹介しました。
リネハン総領事は、30年間、ブラジル、カナダ、フィンランド、日本、そして韓国で勤務したベテラン外交官です。
韓国では10年間勤務し、韓国語の実力も相当なレベル。
リネハン総領事によると、外交官になったのは、若い時に言語と歴史学、そして祖国への愛情を配合した結果です。
総領事は、「個人にとって最も重要なことは学び方を学ぶこと。社会は常に変化しており、私たちは常にそれらを再認識できていなければならない。
柔軟性と多言語習得はその意味でも21世紀を生きる上で重要だ」「外国語を学ぶことはつまり外国のソウルを獲得することというロシアの諺がある。
言語を学ぶことは視野を広げ、相互理解とともに相互作用能力を高める」と強調しました。
質疑応答ではたくさんの手が上がりました。
リネハン総領事は質問者に一人ひとり自分の名刺を手渡しながら、丁寧に答えてくださいました。生徒会長の邊廣烈君のリーダーの条件を聞く質問については、「それは自分と他人への正直さです。
公的な姿と私的な姿が一致する人。そして、共感力と親切心もリーダーの欠かせない資質」と答えました。
李賢主総領事はわざわざプリントまで準備してくださり、大学卒業までぜひ読んでほしいと言いながら、米国史に関する名著を紹介してくださいました。
そして、ご自分の著作も寄贈してくださいました。「勉強、頑張れ」と一人ひとりに声をかける姿からは韓国の外交官としてKISへの愛情の深さを感じることができました。両総領事、ありがとうございました。