日韓の歴史認識問題の取り組みを通じて東アジアに国境を越えた市民社会の形成をめざす「韓国併合」100年市民ネットの学習会が6月23日にKISで開催され、嚴敞俊校長が「コリア国際学園の教育理念と歴史教育の在り方」と題する講演を行ないました。
嚴校長はKISの歴史教育の方法は、講義式よりも①ケーススタディ中心、②アクターたちの内面に迫る方法、③討論中心、④一方的な史観を強制しない、ものになるべきと語りました。
特に、対立する史観では①双方の主張と根拠を傾聴すべき、②双方の利益や価値観の相違を確認する、③双方にとって妥協できる方法を探す、④事実に基づいた対話を進める、⑤相違だけでなく、共同の利益やより高い次元の価値観もあることを確認する等を挙げました。
今後、KISの歴史教育の在り方を一層深めていく貴重な機会となりました。