本学園は2012年4月2日、ユネスコからユネスコスクール(UNESCO Associated School)に認定されました。
ユネスコスクールは、ユネスコ憲章に示されたユネスコの理念を実現するために、平和や国際的な連携を実践する学校です。
現在、世界180以上の国・地域で9000校以上のユネスコスクールがあります。
日本国内で397校、大阪には18校あります(2012年4月末現在)。
今後こうしたユネスコスクール・ネットワークの活用によって世界中の学校の生徒間・教員間の交流を通じて、情報や体験を分かち合うことができるようになります。
ユネスコスクールの設立経緯は2002年の国連第57回総会にさかのぼります。
この総会において2005年~14年を国連ESD(Education for Sustainable Development/持続発展教育)10年とし、ユネスコをその主導機関に指名しました。
ユネスコはESD推進の拠点として世界各地でユネスコスクールを認定しました。
これにともない文部科学省および日本ユネスコ国内委員会も、ユネスコスクールをESDの推進拠点校として位置付けています。
ESDとは、地球規模での環境、貧困、人権、平和、開発といった現代社会の課題を自らの問題としてとらえ、身近なところから取り組むことにより、それらの課題の解決に向けた新たな価値観や行動を生み出すことで、持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動のことです。
ESDは持続可能な社会づくりの担い手を育む教育といえます。
こうしたESDの理念は、本学園の建学の精神や教育理念と重なり合うものです。
本学園ではESDの推進を全教育活動の中軸として位置付けており、とくに教養・Liberal Arts科授業、体験学習、特別授業などを通して積極的に取り組んでいます。
今回のユネスコスクール加盟を契機に、今後より一層ESDの推進に力を入れたいと考えています。