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第5期生卒業生インタビュー

第5期卒業生インタビュー

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国籍や性別、年齢などを超えて、多様な人々と対話する機会が多かった。

朴 苑 善

大阪大学/外国語学部

大阪大学外国語学部に入学して、今は全てのことが新しく、毎日が新鮮で充実した大学生活を送っています。卒業はしてもKISは今でも私にとってかけがえのない場です。いつでも笑顔で迎えてくれる先生や後輩たちがいます。そんな人間関係を築かせてくれたのもKISです。大学には様々な人たちがたくさんいます。そんな中で自分の存在に気付いてもらうためには自分から一歩を踏み出す必要があります。
しかし私にとってそれは少しも苦ではありません。知らないうちに輪に溶け込んでいます。KISでの6年間で、国籍や性別、年齢などを超えて、多様な人々と対話し、自分について話す機会が多かったからでしょう。
後輩たち、大学は広いです。講義室も体育館も運動場も。KISの中高でできなかったことをここではいくらでもできます。しかしKISでしかできないこともたくさんあるということを忘れないで下さい。「今」を大切に、自分色の悔いのない学園生活を送って下さい。


KISの生徒は、それぞれの場所で、誰もが東アジアの架け橋になれる。

沈 相 宇

ソウル大学/社会科学系列

KISの一番すごいところは、「自分」を持っている生徒が多いことです。とにかく、自分の意見をはっきりと言える生徒が多い。僕は普段から自分が言いたいことを口に出さないタイプで、自分のことをさらけ出すことがなかなかできない。自分をちゃんとアピールしないといけないことを学びました。
僕の夢は、韓国のために働く外交官になることで、アジアの関係を改善できるような人になりたいと考えています。いま東アジアの関係は悪いですが、国家公務員になって、外交問題を改善できるような人間になりたい。KISの生徒は一緒に勉強してきた仲間なので、それぞれの場所で、誰もが東アジアの架け橋になれると思います。
後輩たちへのアドバイスは、何事も自分から行動を起こしてください、ということ。社会に出れば誰も自分のことを待ってくれない。後輩だからって先輩を「待つ」必要はないと思いますね。「先輩、何をしたらいいですか」「先輩!僕は、これをしたいです!これどうですか?」と自分からアクションを起こせる後輩になってほしい。


自分とは何者か、ということをよく考えることができるようになった。

南川瑞希

大阪府立大学/地域保健学域看護学類

私は小学校まではずっと日本人だと思っていましたが、ルーツは韓国にあり、家の中にも韓国の文化がありました。小学生の自分には良く理解できずに、自分は友だちとは少し違うといことだけは感じていました。
KISに入って、それがありのままの自分なんだ、と受け入れることができました。自分とは何者かということをよく考えることができるようになったことですかね。
周りの人からも、大学の看護学科は大変だと、すごく言われたりしますが、将来は交換留学で海外にも行きたい。日本で看護を学ぶより、はるかにしんどいと思いますが、甘えずにどんどん外に出て行きたい。安易な方向に流されずに、自分からどんどん厳しい環境に追いやりながら自分を成長させていきたい。
もちろん、いまのKISには足りない部分もあるけれど、できないことを周りの環境のせいにするのではなく、とにかく自分がやりたいことは、自分からどんどんやっていくべきだと思います。


喜ぶときは一緒に喜び、悲しいときは一緒に悲しむことのできる学校だ。

河光希

韓国航空大学/航空運航科

私が入学したころ、KISはほんとに小さな学校でした。中等部1年の生徒であった私が、高等部3年の先輩たちと、なんの違和感もなく一緒にあの小さな運動場で運動をしたり、ご飯を食べに行ったりしたのを鮮明に覚えています。喜ぶときは一緒に喜び、悲しいときは一緒に悲しむことのできる学校、ひとつのKIS共同体として過ごしたことが印象深いです。
英語やコリア語の習得はもちろんですが、私の考え方も大きく変わったような気がします。ある物事を考えるとき、見る立場や角度によってまったく違った見え方がするということです。KISの建学の精神である「越境人」の育成、これはどんな人間を指すのか在学中もずっと考えさせられました。それに国際問題や社会問題などへの関心も持つことができた。
大学では日本や韓国だけでなく、海外のいろんなところへ行き、感じ、新しい仲間を作っていきたい。将来必ず、パイロットという夢をかなえ、世界を飛び回り、多くの経験をしたあと、KISの後輩たちに、その経験を伝えることができればうれしい。