2月15日(金)の放課後、ITルームで「UNESCO全国大会(於奈良教育大学)」と、UNESCOクラブ「初」活動、「(関西大学サッカー部とのコラボ)淀川ゴミ拾いボランティア」について、高等部2年の姜瑜珍、高等部1年の姜瑜羅・朴苑善が報告会を行いました。
8回目を数える今回の報告会が、2012年度最後の報告会となります。
私たちは、自分たちが学んだことを不特定多数に報告、そして、「みんなと共有」することが、とてもとても大事なことだと思っています。
しかし、一部からは「何について報告するの?」、「ゴミ拾いで何を拾ったのか報告するの?」等、ある種否定的なニュアンスの意見もありました。
KISがユネスコ・スクールの認可を受けて、約一年が経ちます。これは決して簡単に認可された訳ではありません。
だからこそ、自分の学校についてもっと関心を持つべきなのです。
全校生徒が約70名の小さなちいさな学校ということもあり、個人の自覚と行動で、「知ろうとすればするほど知ることができ学べる学校」ということを思い出して欲しいと思います。
このような環境で、無関心なことは、ある意味もったいなく、(少し?)残念だとも思います。
それでも、初回たった5人の参加だった報告会も、だんだんと増え、今では数十人に“発展”しました。
さて、今回のUNESCO全国大会では、学生参加者は、私たちKIS生3人「だけ」で、いい意味で目立っていたように思います。
高校生だからこそ感じ取れたことがあったはずだからです。そのことを考えると、大会の内容は、明らかに教師や企業だけに向けられたもので、そこに大きな違和感をおぼえました。
その違和感こそが、私たちUNESCOメンバーの“(外へ向けた)アンテナ”が、日韓中国際会議-東アジアフォーラムを長い時間をかけて企画し、国際会議を成功させ、それで終わりにするのではなく、大人たちに交じってUNESCO全国大会に出席したからこそ反応した“証-あかし”だと、ぜひ言いたいと思います!
最後に、関西大学サッカー部とのコラボ、「淀川ゴミ拾いボランティア」について。
詳細は前回報告しましたが…
淀川のゴミ拾いは、もちろん大変ではあったのですが、新たにこれからの課題も見えてきました。
それは、私たちは、関大サッカー部主催のプロジェクトに参加してきた「だけ」になのです。
今後は、KISで、KIS主催で、KIS主催で周囲を巻き込んで、どのような活動をしていくのか、それが重要なのだと思うのです。
新たに動き出した『KIS UNESCOクラブ』で、ぜひとも、独自のプロジェクトを企画してみたいと思います。また、関大生との関わりも、サッカーだけでなく、ゴミ拾いだけでなく、これから先、もっともっといろんな面で、どう関わっていき、どう「広げて」いくのかを、考えていきたいと思います。
つまり、まさしく、「持続可能」な関係を築くということが、私たちが、半年間参加してきた準備セミナー、国際会議-フォーラム、全国大会、ゴミ拾いボランティアで学んできたことです。
『校内にいるだけではなく、「外へ」、社会へ出てこそ、KISの真の姿も見えくるのではないでしょうか(報告プレゼン会締め括りの挨拶 by高等部2年姜瑜珍 より抜粋)』
Korea International School
姜 瑜羅・朴 苑善