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OB・OGメッセージ

卒業生メッセージ

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KISでの学び

金徳済 さん

第一期卒業生/ロンドン芸術大学卒業

私はKIS高等部の第一期卒業生で、現在は東京にあるスポーツ用品メーカーで働いています。
KIS卒業後にロンドン芸術大学(LCF,UAL)で4年間デザインの勉強をしましたが、高等部で3年間学んだ内容は、大学時代にとても役に立ちましたし、今後も助けになると思っています。
語学など、授業で学んだことが大学や会社で活きるのはもちろんのこと、授業外の放課後や寮生活、バックグラウンドや考え方の違う先生や生徒と過ごした時間も、授業で得た知識や教養と同じくらい重要で、今に活きている経験だと思います。
KISの在校生・卒業生は本当に十人十色で、在学中や卒業後の活動も創立時から変わらず様々です。KISでの教育が単純に偏差値や語学力を伸ばすものではなく、生徒の個性や多様性を尊重したものであったことが、卒業生の進路に少なからず影響しているのでしょう。
創立9年目にして学校内外の状況が目まぐるしく変化するいま、KISの学校としての真価が問われており、KISの未来は在校生、先生、保護者、卒業生のこれからの行動にかかっているのだと思います。
私を含めたKISにかかわるすべての人がそれぞれの分野で活躍し、KISに貢献し、これからもKISが発展していくことを願っています。


KISが秘めた可能性

趙里奈 さん

第二期卒業生/京都女子大学卒業

KISを卒業して早4年、大学を無事に卒業し、目標であった管理栄養士の資格も無事に取得しました。いろんな選択肢があった中、今は希望する会社に就職することもできました。
今振り返ってみても、KISを卒業したのはついこの間のように感じられます。
卒業してからも折に触れてKISにかかわってきましたが、最近は生徒も徐々に増えて学校らしくなっていく様子を見ながら、安心しつつもKISの変化に少し寂しいような気もしています。
2期生の私がKISに通っていたころは、開校間もないということで在校生徒数も少なく、まだまだ”学校”らしくない点もたくさんありました。しかし、それは決してマイナスなことではなく、皆で学校を作っていこうという気持ちが強くて、生徒も先生も全員が学校のためにと奮闘していました。そこで培った経験は本当に大切なもので、今の私には、特にコミュニケーション能力の面で役立っているように感じています。
まだまだ可能性を秘めたKISがこれからどのように成長していくのか、楽しみで仕方ありません。卒業生としてこれからも見守っていきたいです。


「他と違う」ことの重要性

檀野由佳さん

第4期卒業生/WesternWashington University在学中

私はKISを卒業後、アメリカ・シアトルにあるコミュニティカレッジ(2年制大学)に入学しました。そして、今年の秋からはユニバーシティ(4年制大学)に編入します。
アメリカに進学してから感じたKISの魅力は二つあります。
一つは「英語で論理的に考え、表現することに重点を置く」KISの英語授業です。このKISの英語授業のおかげで、ESL(英語学校)を経ずに、最短(1年半)でコミュニティカレッジを卒業し、ユニバーシティに編入することが出来ました。また、どんな授業にも問題なくチャレンジすることが出来ました。
もう一つの魅力は3言語(日本語、英語、韓国語)の習得と、個性を育ててくれるKISの校風です。
アメリカでは学校内外でのボランティア活動に参加しましたが、3言語が話せるということで、優先的に選抜してもらえました。KISの先生方は生徒一人ひとりの個性を見抜き、それを育ててくれます。
私は写真や動画編集に興味があり、写真展やビデオ発表会などたくさんの機会をもらいました。そのことで自信がつき、アメリカでもイベントの写真撮影や動画制作をしています。
世界では“みんなと同じ“では評価されません。個性が重要視され「他と違う」ことで評価され、機会が与えられます。
個性を認め、育ててくれる場はとても大切だと思います。そのような環境がKISにはあるのではないかと思います。
ユニバーシティでは、コミュニケーション学を専攻し、英語の国際教員免許(TESOL)も目指します。いつかKISでも英語を教える機会があれば嬉しいです。


「学ぶ」とは?

李庚鎬さん

第6期卒業生/横浜市立大学在学中

学ぶとはどういうことなのか?6年間を通してKISという学校は僕にこんな問いかけをし続けてくれました。
従来の日本における学校教育のほとんどは、講義型、つまり社会に対応できる人材を平等に育成する教育でした。言い換えれば個性の均一化です。
その教育は、秩序は保たれる一方で独自性は生まれにくいという性質を持っています。しかし、KISでのほとんどの授業は、自然発生的に対話型の授業が展開されていたと思います。誰も強制していないのに意見や質問が飛び交う。しかもみんな個性的。そんな環境において、僕自身も当たり前のごとく学ぶ意義を考えさせられました。
何事に対しても疑問に思い、あえて常識をゆがませる結論を出すことの楽しさ。そんな楽しみを認めてくれたのもKISです。 これは僕がいま勉強している理系の分野でも役に立っています。例えば、ある問題を解く時に、教科書に載っているような一般的な方法で解くところを、あえて別の分野の考え方を利用して解けないか?などという風に、多様な角度からアプローチすることができます。いわば、越境的アプローチです。
敬愛する後輩へ、KISでは恐れないことが一つの鍵になると思います。どんなことにも全力で打ち込む勇気を持ってください。そこには必ず、なんの躊躇もなくそれをサポートしてくれる人がいます。