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2014年度第1回哲学カフェを開催~「青春」してますか?

「最近、青春していますか?」
こうした問いかけから始まった、2014年度第1回目のKIS放課後哲学カフェ。

哲学カフェは、普段、私たちが当たり前に感じていることについて、少し立ち止まって考えてみるための<対話の場>です。自由な対話を通じて、自分自身の考えに気づいたり、他者の考えに触れる楽しさを体験してもらうことを目的としています。
少しの間お休みしていた哲学カフェの企画ですが、今年度から再び、月1回のペースで開催を予定しています。

第1回目のテーマは「青春」。
わかるようでわからない、でもどことなく魅力的な響きを持つこの言葉。4月24日(木)、放課後の教室に自主的に集まってきた中等部・高等部学生、教員、関大や阪大の大学生、地域の方、卒業生など24名が一つの輪になり、「青春」を切り口に、その言葉のイメージや、それぞれの経験について語り合いました。

今回は、この4月に入学したばかりの中等部1年の生徒も多く参加してくれました。先輩や大人たちの話にじっくりと耳を傾ける様子や、自分の考えを堂々と話す姿が印象的でした。
英語科のジェルミー先生やジェイ先生が英語でしゃべり、高等部3年の沈相宇君が日本語で同時通訳する場面も。
普段の先生と生徒の関係性が逆転した、この風景も面白い。
和やかで温かい、しかし心地よい緊張感が漂うなか、話題は、部活や勉強、恋愛、趣味、家族など多岐にわたり、予定の1時間半は、あっという間に過ぎていきました。

「青春は、いましてる!って感じるものじゃなくて、そのときはとにかく必死で、将来ふとした時に振り返って、ああ、あれが青春だったのかもって・・そういうものだと思う。」
「頭で考えるっていうよりも自然と心が突き動かされる、そういうのがきっと青春。そういう心で感じるっていう感覚を大事にしたい。」

一口には語れない皆の「青春」の話を聞いていると、一人ひとり大きく異なる固有の人生を歩んできたことに改めて気づかされました。
一方で、「その感情や感覚、なんとなく分かる」といった発言が見られたように、皆で共有できる何かがあるようにも感じました。

第2回目の哲学カフェは5月29日(木)16:30-18:00(場所:コリア国際学園)を予定しています。
人生をちょっとだけ深くしてくれる、哲学カフェへのみなさんの参加をお待ちしています。