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大阪大学大学院生がKIS訪問し、授業に参加!

大阪大学未来戦略機構第五部門~
未来共生イノベーター博士課程プログラムの履修生である大学院生17名をはじめ、プログラム・コディネーターの志水宏吉教授や榎井縁准教授らが、4月26日(金)、課外授業の一環としてKISを訪問されました。

同大学の未来戦略機構は総長を機構長にして専門領域の横断的な教育・研究を推進することで、未来のグローバルリーダーを育成することを目的としています。
特に、第五部門では独創的な共生モデルを具体的に創案・実施できる「未来共生イノベーター」を今後5年間の教育・実践を通じて育成しようとする部門です。

嚴敞俊校長は、最初に大学院生らにKISに関する説明を約50分間にわたって行いました。
嚴校長は韓国での自らの経験を踏まえながら、「民族、日本、グローバル化の3つの観点を視野に入れた『越境人』を育成したい」と語りました。
その後、大学院生たちは、高等部2年生の「現代社会」の授業に参加しました。

担当の池田副校長の授業は、たまたま「憲法9条」についての授業でした。
例のごとく、対話型の授業では、憲法9条と自衛隊法の関連部分を生徒に読ませながら、「武器と武力と戦力はどうちがうのか」「日本にミサイルが撃ち込まれる可能性がある場合、どのような対応と選択が可能か」などの問いを生徒たちに投げかけ、討論する展開でした。
生徒たちは、授業中に大阪大学の大学院生たちにインタビューをしながら意見交換もしました。

KISの授業や学校の雰囲気を経験した大学院生は、「生徒さん方が生き生きと輝いていて、対話力も素晴らしく、とても感銘を受けました。
学校の理念である『越境人』というものが、理念をこえて生徒さん一人一人の考え方や行動に確実につながっている様子が短時間の滞在でもとてもよく伝わってきました。
『私もこんな学校に通いたい』と心から感じました」などと感想を語りました。

その後、大学院生たちはKISの教室を借りて、未来共生プログラムの「未来共生の哲学と諸課題」の授業をしました。
「哲学カフェ」式に行われた授業には、KISの教員らも参加して「大学院は必要か」などの興味深いテーマで論議がなされました。
KIS生徒にとっても有意義な一日となりました。今後も、KISと同プログラムの大学院生と発展的な関係につながっていきそうな予感です。