卒業生が語る、KISで得た力と今の挑戦。
Interview
KISから始まった、夢のつづき
広報誌「越境人」第24号(2026年9月発行)の特集より

経験ほど強いアイテムはない
12期卒業生荒巻 萌加漢城大学校(韓国)卒業・韓国で就職
私は、今年の3月に韓国・漢城(ハンソン)大学を卒業して現在は正社員として韓国で働いています!第一専攻で美容、第二専攻で韓国語教育を学びました。在学中に皮膚美容国家資格取得・美容師免許取得・韓国語教員免許を取得しGKS奨学生としても選ばれ、校内奨学金も合わせ4年間全額奨学金を受給し卒業しました。校外活動をきっかけでSNS運営をするようになり現在は趣味程度に続けています。
今、何に挑戦していますか?
専攻分野を生かしながら、現在は日本マーケティングをメインに仕事をしています。現在はマーケティングの資格や、仕事を効率よく進めるためのPCスキル、AIを少しずつ勉強しています。
KISでの経験で、今につながっていることは?
韓国で生活するにあたって文化的な部分で混乱することがなかったのは韓国人留学生との交流や先生方との何気ない会話など、KISで過ごした日常そのものがあったからだと思います。授業の発表資料(PPTや原稿)を高校生時代に予め韓国語でしていたのも大学では役立ち、他の外国人に比べて高く評価してもらえることが多かったです。
KIS時代に一番成長したことは?
一番成長したのは、自分の意見を持ち、それを相手に伝えられるようになったことです。KISにはさまざまなアイデンティティを持つ子たちが集まっていて、お互いを否定せず尊重してくれる環境があります。そのおかげで相手に無理に合わせることがなくなり、自分の考えにも責任を持てるようになりました。今思うと、視野も広がって相手の意見を寛大に受け止められるようになったなと思います。
在校生に伝えたいメッセージは?
私はKISが個人の可能性を最大限に広げてくれたと思っているくらい色んな経験をさせて貰ったので、悩む暇があるなら片っ端からできる出来ない関係なく一旦やってみてほしいです。思っていたのと違ったらやめたらいいし、いくらでも修正が効くのは今のうちです(笑)経験ほど強いアイテムはないので沢山チャレンジしてください!応援してます!

衝突や失敗を恐れずにチャレンジしてください!
第6期卒業生李 庚鎬(イ キョンホ)関西を中心にスタンダップコメディ
今、何に挑戦していますか?
現在、関西を中心にスタンダップコメディをやっています。マイク一本で、自分自身の生い立ちや社会に対して思うことを話すコメディです。社会風刺や在日コリアンとして思うことなど…日々ネタを磨いています。来年からは台湾に行って現地の言葉で笑いをとることを目標にしています!
KISでの経験で、今につながっていることは?
自分の頭で考える習慣です!KISでは様々なバックグラウンドをもった個性豊かな先生がいらっしゃいました。知識だけではなく、物事の考え方の道筋を教えてくださったと思います。ついつい私たちは、「多くの人が考えていることが正しい」と思いがちですが、KISの授業を通して、自分の頭で考えて人生を切り開いていけるようになりました。
KIS時代に一番成長したことは?
自信を持てるようになったことです!僕は小学校の頃、勉強もできず、学校にもなじめませんでした。でもKISの寮に入って、部屋でなんとなく教科書を読んでいたとき、舎監の先生が「きょんほは真面目に頑張ってるな」と言ってくれました。それまで人に褒められたことがなかったので、とても励まされたのを覚えています。その日から勉強するようになり、成績も少しずつあがりました。「頑張ったら結果がでるんだ!」という実感が自信につながりました。
在校生に伝えたいメッセージは?
KISは自分のやりたいことを実現するのに最適な学校です!はじめの一歩さえ踏み出せば、たくさんの大人がサポートしてくれる環境です。逆に言うと、その一歩が非常に大切です。衝突や失敗を恐れずにチャレンジしてください!

諦めずに挑戦し続けること
12期卒業生遠藤 麻由美韓国の芸術大学でファッションを学び、韓国でファッション業界の海外マーケティング
私は昔から韓国の文化やK-POP、ファッションが好きで、「韓国語を話せるようになりたい」、「人前に立つ仕事がしたい」という夢を持っていました。その夢を実現できる環境を探していた時に出会ったのがKISです。地元を離れて大阪へ進学し、最初は韓国語も全く話せず不安でしたが、先生方や友人、寮で生活を共にした仲間に支えられ、安心して挑戦できる環境がありました。
初めて身近で多文化に触れ、言葉の壁に悩むこともありましたが、「もっと話せるようになりたい」という思いを原動力に、毎日語学やダンス、歌の練習に励みました。思うようにいかず何度も挫折しましたが、努力を続けた先で得られた達成感は、私に「諦めずに挑戦し続けること」の大切さを教えてくれました。
卒業後は韓国の芸術大学でファッションを学び、現在は韓国でファッション業界の海外マーケティングに携わっています。今も壁にぶつかることはありますが、KISで培った挑戦する力と諦めない気持ちが、今の私を支えてくれています。皆さんも、自分を信じて一歩ずつ挑戦を続けてください。今積み重ねている努力は、必ず未来の自分への糧になります。
仲間っていいな
13期卒業生藤井 雄聖
こんにちは。藤井雄聖です。僕は、自分の価値は肩書きや数字だけで決まるものではなく、どれだけ行動し、中身を磨いてきたかで決まるのだと思っています。
KISに入学したのは、韓国でアーティストになるという夢に一歩でも近づきたかったからです。韓国語、ダンス、ボーカルなど初めての挑戦ばかりでしたが、その一つひとつが今の僕につながる大切な時間でした。
特に心に残っているのは、仲間と出場したダンス大会です。最初は負け続け、僕が足を引っ張ることも多くありました。それでも仲間は見捨てずにいてくれました。だからこそ、負けてはいられないと必死に努力でき、最終的には日本一を二度経験することができました。夢を追う中で孤独を感じることもありましたが、この経験を通して「仲間っていいな」と心から思えました。
KISでは、多文化共生の大切さも学びました。世界大会で各国の代表と交流したり、韓国で生活したりする中で、違いを否定するのではなく、「そういう人もいるんだ」と受け止めることの大切さを実感しました。世界を見ることが楽しくなったのも、KISでの学びがあったからです。これからも、自分で考え、選び、行動し続けたいです。
読んでくれた誰かの心に、少しでも残るものがあれば嬉しいです。
Message
卒業生が語るKISの魅力
学校案内(2027年度)より

自分からアクションを起こせる後輩に
第5期 2014年度卒業生沈相宇ソウル大学校
KISの一番すごいところは、「自分」を持っている生徒が多いことです。とにかく、自分の意見をはっきりと言える生徒が多い。僕は普段から自分が言いたいことを口に出さないタイプで、自分のことをさらけ出すことがなかなかできない。自分をちゃんとアピールしないといけないことを学びました。僕の夢は、韓国の外交官になることで、アジアの関係を改善できるような人になりたいと考えています。いま東アジアの関係は悪いですが、外交官になって、外交問題を改善できるような人間になりたい。KISの生徒は一緒に勉強してきた仲なので、それぞれの場所で、誰もが東アジアの架け橋になれると思います。後輩たちへのアドバイスは、何事も自分から行動を起こしてください、ということ。社会に出れば誰も自分のことを待ってくれない。後輩だからって先輩を「待つ」必要はないと思いますね。「先輩、何をしたらいいですか」「先輩、僕は、これをしたいです!これどうですか?」と自分からアクションを起こせる後輩になってほしい。

一番大切だと思うのは、「行動は力なり」
第8期 2017年度卒業生慎世龍The University of British Columbia
KISでの六年間は僕の人生観や価値観、人格形成に大きな影響を与えました。KISの強みは、自分のルーツを大事にしながらも世界に視野を広げてくれる教育方針と、少人数クラスだからこそ成し得る先生方の親身なサポートだと言えます。この二つの強みが今の僕を作ったと言っても過言ではありません。そして、そのような環境の中で、僕が一番大切だと思うのは、「行動は力なり」ということです。僕はカナダの大学で経営学を専攻し、勉強に力を注ぎながらも、事業計画のチームディレクターや、経営学部の学生自治会の活動に最も力を入れてきました。これはKISで、人との関わり方や自分の行動が、人格形成とスキルアップに大きく影響することを学んだからです。この当たり前のようなことに気が付ける学生は実際にKISの外に出ても少なく、KISでなくては気付けなかったことだと思います。最後に、KISほど人間的に成長できる学校は他にはないこと、私は本当にKISに来て良かったということをみなさんに大きな声で伝えたいと思います。

奇跡のような成長の日々
第12期 2021年度卒業生高漢決一橋大学
KISは他のどの学校よりも個性豊かな学校です。ここではコリア語、英語、日本語で授業が行われているだけでなく、多様なルーツを持つ生徒たちがいるため、普段から色々な言語に触れることができます。やる気さえあれば、誰もが二つ以上の言語を身につけることができる環境です。このような環境の中で、生徒たちは言語の習得はもちろんのこと、視野を広げ、挑戦することを学びます。KISでは海外留学や国際バカロレアコースなどを通して世界で活躍することを目指す生徒、アイドルになるために日々練習するK-POPコースの生徒、僕のように大学進学のため努力する生徒など、一人ひとり生徒たちが自分の夢のために挑戦し続けています。そのような夢を目指す生徒たちで、日々互いが刺激され、切磋琢磨し成長しています。実際、僕は日本語が全くできない状態でKISに入学しました。親元を離れ海外で勉強することに、当初「到底自分にはできない」と考えていましたが、KISの素晴らしい生徒たちから毎日のように刺激を受け、「僕もやればできる!」と信じ頑張ってみると、いつの間にか日本語ができるようになっていました。僕にとっては奇跡のような成長でしたが、KISを卒業した先輩方は誰もが経験したことです。新入生や在校生の皆さん、KISで仲間と一緒に全力で夢を追いかけてください。

