KISへの入学に関心を寄せる子どもたちと保護者を対象にした第3回サマースクール
が、8月26日(金)から2泊3日の日程で開催されました。
KISの学校の雰囲気や在学生との交流を目的に行なわれています。
初日のオリエンテーションでは緊張の面持ちであった子どもたちも、その後のコリア語のゲームで一気に緊張がほぐれ、普段通りの元気な姿に戻ったようでした。
その後サマースクール生は、翌日のサッカー観戦で京都サンガFCを応援する団扇をつくるプログラムを和気あいあいと行ないました。
その間にサマースクール生の保護者とKISの在校生が集まる中、第1期卒業生3人による「卒業生が語るKIS体験記」と題する座談会が行なわれました。
卒業生が紹介されると、在校生の後輩からは大きな拍手と歓声が上がりました。
鄭康烈君(筑波大学)は「KISの建学の精神である越境人という理念が、日本と朝鮮半島をまたぐというイメージで自分のアイデンティティを模索していた自分にはピッタリときた。KISほど先生と生徒の間が近い学校はないと思う」と語りました。
白光孝君(四国学院大学)は「KISのLA授業で京都の介護福祉施設『故郷の家』に行った。
その経験から将来は高齢者の方の世話をする仕事に就きたいと思っている」と語りました。
宋宇蘭さん(立命館アジア太平洋大学/APU)は「APUの寮で生活しているが世界各国から来た国際学生たちと楽しく生活をしている。KISで学んだ英語とコリア語がとても役に立っている。
世界の人々と話をすると政治や社会のこと、自分のルーツのことなどが当たり前の話題になる。自分のルーツや自分が暮らす国について語れないと国際的には通用しない。KISではそのことも学べる」と語りました。
その後、KIS進路開拓部の池田大介先生が「大学進学ガイダンス」の説明を行ないました。
池田先生はインターナショナルスクールでの20年間の進路指導の実績があり、これまで世界の20カ国の大学に卒業生を送りこんできました。
最初に世界の大学の建物を見せながら生徒の大学のイメージを膨らませながら、大学進学の基本的な仕組みや心構えなどについてユーモアを交えながら話をしました。
大学進学を考える際に「どこの大学に入学するかより、何を学びたいのか」が重要であると強調しました。
サマースクール生の保護者の方々も興味津々な様子で話を聞かれていた姿が印象的でした。
夕食は1階のピロティでサマースクール生とKIS在校生が一緒になってバイキング方式の食事をとりました。KIS保護者会が作ってくださった韓国料理や支援者からの焼肉もあり、子どもたちはそれぞれ輪になりながら楽しく食事をしました。
その後はゲームを行ない、運動場でたき火を囲んでのフオークダンスや花火をするなどキャンプファイヤーを楽しみました。
宿泊はKISの寄宿舎でしたが、サマースクール生は夜遅くまで寄宿舎の先輩たちと交流をしました。