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2014年度第7回入学式式辞(校長 金龍満)

本日、新春爛漫のなか、新入生諸君がわがコリア国際学園中等部・高等部に入ることを心から歓迎いたします。
そして、ご多忙ななか、この生徒たちの入学をお祝いし、励ますために臨席いただきました来賓の皆さま、保護者の皆さまにも教職員と学生たちを代表してお礼申し上げます。

新入生のみなさん。
本日、私はみなさんがわがコリア国際学園をよく選んでくださったと知ってもらえるよう、本校教育の実像と本校の位置をまずお知らせし、この学校でみなさんがどのように勉強し、将来への夢をどのように展開していくべきかについてお話したいと思います。
私たちコリア国際学園は、コリア語、英語、日本語の三ヶ国語に堪能なコミュニケーション力に基づき、確実な学力と豊かな個性をもち、知識、人種、地域の境界をまたいで活躍する「世界人」を育てるということを建学の精神にしています。
規模は小さいけれども、卒業生たちは皆、学力と人格を兼ね備えた人材になり、良い大学、行きたい大学に進学した、小さいが強い、強小学校 (little giant school)ということができます。
本校は学生個々人の個性と適性を考慮し、それに合った多様な教育計画を立て、学生個々人が立派に成長するような教育をしていますが、みなさんはこの教育を受けることになります。
みなさんは学校の教育計画によって各教科の実力を積み、人格と教養を育む上で必要な教科外活動を充実に行っていきます。中でもコリア語、英語、日本語科はレベル別授業を通じて最も力を注いでもらいたい科目です。
もっとも、数学、理科、社会などの教科もバランスよく勉強しなければなりません。
本校は教科活動以外に、多くの先駆者の生き方を通じて、人生の価値を高める教養科も設置していますが、これはみなさんの意味のある人生と進路開拓に役に立つものです。
そして、隔週土曜日には土曜学校を開き、教科、教科外をまたぐ体験活動を通じ、みなさんの経験の幅を広め、知識の基盤を固める上で良い勉強になるようにします。

そして、みなさんの言語駆使力向上と言語文化理解のために、韓国、フィリピン、カナダ、そしてフィジーの姉妹学校交流学習は新しい経験をみなさんに与え、教科・教科外の素養を大きく高めてくれるでしょう。
またユネスコスクールとしての活動も一層強化していきます。
新入生のみなさん。
学生なら何よりも勉強に励むことです。自習する時間を最大限増やさなければなりません。
本校では学生の勉強量を増やすため、放課後の自習時間を夜の9時半まで延長し、休日にも学校に来て、先生の指導・監督の下、自習ができるように教室を開放しています。
新入生のみなさん。
以上、私が紹介した本校教育内容をそれぞれの適性によって教育を受ければみなさんは必ず行きたい大学、良い大学に進学でき、自分で選んだ進路によって成功する人生を開いていくものと思います。
そうするためには、みなさんは学則を守り、学校の教育計画と先生の教えによく従いながら、一生懸命に勉強しなければなりません。
そして、学校生活で解決すべきすべてのことはいつでも担任の先生と相談してください。担任先生はみなさんの親、兄弟のような心でみなさんを助けます。
何よりみなさんはただいまより世界のどの学校よりも先を行く一流学校の学生だという矜恃と誇りをもって彼らより優れた、差別化された行動をするコリア国際学園の学生にならなければなりません。人より優れていると思う矜恃があれば心と行動のすべてが一つ上の学生になるのです。
新入生のみなさん。きょう、みなさんの本校入学が後にみなさんの人生において、一番よくできた選択だったといえるような入学になることを願ってやみません。

そして、保護者の皆さま。きょう、本校に入学した学生たちは皆さまにとって貴い子どもたちではありますが、私たちにとって教育すべき大切な存在であり、国と世界をリードしていく棟梁でもあります。
今後3年間、一生懸命に指導し、大学入試でも良い成績を収め、国と社会を引っ張っていくリーダーに育つように教育しますので、学校を信じて預けてくださるようお願いいたします。
新入生たちを励ますためにおいでになりました内外来賓の皆さまに重ねて感謝申し上げます。