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西江大学校と協定、永進専門大学校を訪問(校長報告)

生徒のみなさん
保護者のみなさま

2019年9月20日 金正泰

校長の金正泰です。
以前、ご案内した通り今年6月に韓国ソウルの延世大学校と指定校推薦に関する協定を結びました(在外国民および外国人入試対象者)。その後、韓国の大学のKISに対する関心が高まっており、現在、西江大学校、永進専門大学校、延世大学校ミレキャンパス(原州)と協議を進めております。これからの時代はビジネスも、教育や研究も、生活も国境を越えていきます。せっかく学んだ言語力を活かして、ぜひ、韓国や英語圏への進学も検討してみてください。
韓国の大学は学費や寮費の経済的負担が比較的少ないことも魅力です。 私の感想も含めて報告いたします。

【西江大学校】

9月17日に韓国ソウルの西江大学校と指定校推薦に関する協定を結びました。 西江大学校はソウル中心部にあるカトリック系の大学です。地下鉄新村駅から徒歩10分程度で、延世大学校、梨花女子大学校の近くにあります。言わずと知れた韓国の名門大学校です。今回指定校推薦の協定は留学生入試が対象です。概要は以下の通りです。

対象:外国人
※本人と両親が外国籍。民族や出身国に関係なく出願時の国籍のみで判断。
推薦基準:8.0(10点満点中)および数学8.5、英語8.5

在外国民も対象にしてほしいと要請しました。今回は、まず、留学生入試から始めて、今後の状況を見て検討するとのことでした。現在は他校とのMOU(協定)も結んでいるが、それら全てを見直す必要が生じるためです。
他大学と比べて西江のメリットについて聞いてみました。

1) TOPIKは3以上で申請可能。ただし実際には5くらいないと難しい。9か月間は韓国語教育院で指導する。
2) 規模が小さいので家庭的な雰囲気で、学生に密着した指導ができる。(毎年の入学生は1600人程度)
3) 上智大学と交流があり、交換留学ができる。

前回、KISで説明会をしたときに「経済・経営分野では日本よりも韓国の方が進んでいるので、経済・経営に関心がある人は、ぜひ、チャレンジしてほしい」と話していました。 韓国語教育院も有名で、教科書「西江韓国語」は日本でもよく使われています。KISでも使っているので生徒たちにもなじみがあると思います。

【永進専門大学校】

9月18日に訪問し、今後の交流について話し合いました。
大邱にある大学で、KTX東大邱駅からタクシーで10分以内、大邱空港からもタクシーで10分程度とアクセスが良いです。
看護が4年制、コンピュータの一部が3年制、他は2年制です。コンピュータ系の学科、経済・経営、ホテル観光調理、保育、看護、空軍士官などの学科があります。4年制の看護学科を設置することで「大学校」に昇格したそうです。
卒業後、アメリカのウィスコンシン州立大学に無試験編入できます。韓国の大学にも一部編入が可能です。(延世大学校、弘益大学校など)
担当者にお勧めの点を聞いてみたところ、以下のようにお話ししていただきました。

1) 就職に強い(11年連続で韓国内1位)。韓国・日本への就職も可能。
2) ほとんどが2年制なので、その後の進路が多様。高校卒業時に進路が明確でなくても、2年でいったんは準学士の学位を取得して、就職、4年制大学への編入が検討できる。 とのことでした。

私も大邱の知人に聞いてみましたが、なにしろ「就職が強い」ことで有名とのことでした。 また、大学と同じ財団がイングリッシュビレッジも運営しています。ウィスコンシン州立大学の支援を受けて、60人の英語ネイティブスピーカーの先生が勤務しているそうです。中等部の英語研修に利用できないか検討してみたいと思っています。
11月の韓国入試時に訪問してMOUを締結する方向で協議を進めます。

両大学とも対象や推薦基準などについては個別に対応できる部分もあるので相談してほしいとのことでした。