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UNESCO School『ESDパスポート』体験発表会

2014年1月26日の日曜日、UNESCO Clubのメンバーが、朝早くから、“記念すべき『第1回』会場のKIS”に集まってきました。
今日は、日本UNESCO協会連盟が推進する、『第1回-ESDパスポート(ユネスコ・クラブやボランティア・クラブ、また、個人のボランティア活動・奉仕活動の、数々の実績を記録するパスポート☆彡)』の各校実施・体験例の発表プレゼン会です。

国際フォーラムの準備や本番の国際会議では、行動をともにし・協力し合った仲で、既知の顔ぶれも多々あるも、ふだんの自分たちの学校における活動は、ほとんど互いに知らないんですよねえ。。。が実情だったところへ、今回は互いをもっと深いところで知り合う絶好の機会になったようです。
国際フォーラムの準備に忙殺を共有した同士・仲間が、今日は、各高校のボランティア活動の実情をプレゼンします。

この『ESDパスポート』が配布され、ボランティア活動の体験レポートを発表するのは、日本でも初めての試みで、とは、わざわざご来校の日本ユネスコ協会連盟の米田伸次先生。開会のご挨拶を頂戴しました。

熱っぽく生徒一人ひとりに語りかけるように、米田先生のお話は進んでいきますが、中でも印象的だったのは、学校単位で、クラブ単位で活動するのもとても大切だが、『みなさんは自分自身のストーリーを持っていますか?』と投げかける形で展開されたお話し。

他(人)との接点が、否、身近な人との接点でさえ、高度で日進月歩(“秒進分歩”!?)の昨今の情報化社会においては、便利であることは確かだが、無機質へ無機質へと流れている現代の世の中となってしまいがちです。
その中で、自分はこうありたい、こういう自分として社会へ自分を投企したいという、わくわくするような高揚感を、私が、僕が、自分が、自身が、持っていますか?という、ことだと、池田は認識しまいた。“えらい人”なのに、全然そういう部分を見せない(某学生談)、先生のお人柄とあいまって、何やらこころの“芯”が、ポカポカする幕開けとなりました。

今日、実践報告会々場の、我校KISに集まったくれたのは…;
松原高校、羽衣学園高校、帝塚山学院泉ヶ丘高校、北摂つばさ高校(来KIS順)で、KISを含め、計5つの高校の数十名。本校からは…;中等部1年の、大山もみじさん・金玟志さんのふたり(買い出しと、当日案内係、お疲れ様!)と、中等部2年の呉昇樹くん(当日の総合司会、お疲れ様!緊張を吹き飛ばしましたね!)と、そして、5名の主力メンバー: 姜瑜羅さんと朴苑善さん(二人は最強の共同リーダー!総合プロデューサー役、おみごとでした!お疲れ様!)と、邊廣烈くんと都悠兆くん(国際フォーラムでの経験が活かされた、邊君の安定した渉外担当振りと、都君のフットワークの軽さ!)と、沈相宇くん(開会の3言語挨拶!見事な同時通訳ぶりと、要点がまとまったプレゼン!)。

さて、プレゼンの内容は…;
タイ・ベトナム・カンボジア・フィリピン・ネパールなどでの、海外ボランティアの例。エコキャップを集め、ワクチンを寄付した例、東日本大震災復興支援ボランティアの例。募金活動や、各学校での広報・協力活動における苦労話。各学校で実践している多文化共生・異文化理解の授業や実践例。多くの話が魅力的で、当事者の思いと想いが詰まった内容で、あっという間の数時間でした。

我校からは、姜瑜羅さんと朴苑善さんと沈相宇くんと3名がプレゼンターに。本校の越境人校是の説明にはじまり、KISのKISたる由縁を、小気味の良いテンポで説明していきます。
3人の息もピッタリで、さすが、数々の校内報告プレゼン会の場数をふんでいるだけはあります。
非常に誇らしい気持ちいっぱいで、プレゼンを見ていましたが、特に、最後の…「ボランティア、ボランティアと言っても、『KISでしか』、あるいは、『KISだからこそ』の視点が重要」というフレーズが印象的で、KIS中等部のメンバー3人の、先輩を見る目が敬意に溢れている、その雰囲気も、教師冥利に尽きる、という感じでした!お疲れ様!

最後に、輪になり、引率の先生方もまざっての自己紹介大会!自己紹介とともに繰り出される気の利いたコメントが、和やかなムードに笑いの花を添えてくれました。
UNESCOでつながる“人の輪”を、まさしく体感、実感した一日でした!それにしても、教師の出番が、ぜんぜん・まったく・ほっとんどない(!!)、『生徒の・生徒による・生徒のための』発表会でした!
まさしく、UNESCO精神、ESDスピリット、ですね(´∀`)

今日の会の、企画・運営・実施に力を注いでくれたUNESCO Clubのメンバーのみなさん、おつかれさまでした!韓国の漢陽大学附属高校時代にUNESCO Clubの顧問であったという『金龍満 校長先生』も大満足で、最後には、KIS UNESCO Clubメンバー一人ひとりに声をかけながら、かたく握手を(感動的でした!)!

また、金正泰教頭先生と、高等部1年の姜尚潤君も、わざわざ応援に来てくれました(感謝m(_ _)m、です!)。

最後になりましたが、今回の『ESDパスポート体験発表会』にKISに来て下さった…;

日本ユネスコ協会連盟の米田伸次先生、エリーニ・ユネスコ協会の畑中章様、松原高校の山田先生、帝塚山学院泉ヶ丘高校の岡先生、そして、今回の発表会実施の呼びかけをした下さり、かげで支えて下さった北摂つばさ高校の藤井伸二先生と、引率の末同先生。ご来校、ありがとうございました!
ますますひろがる、UNESCO Schoolの輪、でした*´ω`*)

UNESCO Club担当:池田